期待されていない事に安堵したり落胆したり

嫌われるのが怖い
と、常々思っている。
何と戦ってるんだかわかりませんけれど、とにかく嫌われるのを恐れている。

ああ、この人私の事嫌いなのだなと思ったらすぐに離れる。
これ以上嫌われるのを恐れて。

でも、他人はそんな事それほど気にも留めていないんだという事に気が付くまでにかなりの時間がかかりました。今でもたまに悪い虫が出てきて嫌われるかもしれないから近づかないようにしようと思ってしまう事があります。
この癖はなかなか抜けるものじゃないですね。

 期待されていないと分かると途端にやる気がなくなる。

何かをするときに誰かの期待に応えられているだろうかと必死に考える。先回りする。
考え抜いた末に期待されてなかった事を知ると何もかもうまくいかなくなる。
みんなそうなのかな（「みんな」って考えてる時点でアウトです）と思う。

これまでも、自分から誰かに何かを持ちだしたりする事は無かった。
頼りにされれば嬉しくて騙されているとも知らずに尻尾を振ってヘルプに回る様は本当にドマゾだと思う。
誰かを好きになることもそう。

横に並んでハンコを押されたように心を教育されてきて、卵のケースに大事にしまわれていた人ほどカモれる人間はいないと思う。
割と多くの人が当てはまるんじゃないかしら。

誰かの期待に応えて喜びを得るよりも、自分が気持ちがいいからっていう思考にシフトしていかないと、いつまでたったも誰かのカモになるしかない。
カモになっていても幸せなら構わない。
幸せを感じていられるなら、それは需要と供給のバランスがうまく行ってるから。
少しでもひびが入って、うまくいかなくなって、騙されたと気が付く時に立ち直れないほどのダメージを負わないためにも、誰かの要求は【自分が気持ちいいから】のラインを超えそうな時はきっぱりと断る勇気が必要だと思う。

誰かの期待に応えるためだけに存在する「私」だったら、とても悲しい。
自分は、自分のためだけに存在するって言うので良いと思う。