とうふ、おいしいね。

世間の荒波でサーフィンできるようになりたい。

人身御供

男だろうが女だろうが、日本人の感性なのかわからないけれど、
誰か一人ミスを犯した途端、生身の人間を見つけたゾンビのように我先に、さらに怪我を負わせて個人情報を世界中にばら撒き、ありとあらゆる性癖を暴露され、過去の人間関係から付随する人々にまで追求が及び、本人が死ぬか周りの誰かを死に追いやるまで追従の手を緩めないのが今の社会だと思っています。

連日の子供の不祥事に親が謝罪するのも然り。
子供が成人していても不祥事を起こした人の親が謝罪をする。
子供のころからずっと疑問に思っていた。
親からも、成人していても子供が犯罪するとこうなるんだよ!だからやるな!と教え込まれていた。なぜだろう?
責任を負うのは誰か。当然本人でしょう。
監督責任は20歳過ぎたら、親元から離れたら、無くなるのは当然なのではと思ってしまう。
親の育て方が悪いから?親は気が付かなかったのか?
なぜだろうか。
人の身になって考えてみろって子供のころから教わってきた。
それは、犯罪者の身内の身になって考えてみろっていうよりもむしろ被害者の味方になって助ける事が正義という思考にすり替わっているように思う。
本当は、全ての立場から考えられれば良いと思うのだけれど、手っ取り早い感情移入が出来るのは被害者の立場なのよね。

いまの世の中に飢えてるのは攻撃対象があること。
ストレス発散と正義という名の自己顕示欲を満足させる事ができること。
手軽に行えて、自分の手を汚すことなく、低リスクで楽しめるのがインターネットだ。

人の心と生活をあっという間に壊すことができる世界。
でっちあげでも一人歩きして行ってしまうのがインターネット。
インターネットこそが心を壊すのに最も最適なツールなんだと思う。

スマートフォンが普及して、PCより手軽にインターネットを楽しめるようになったいま、誰がどこでどのような形で巻き込まれて第三者の手によってインターネットにアップされて事件に巻き込まれないとも限らない。
もうそういう時代に来たのだと思う。

総務省|平成27年版 情報通信白書|インターネットの普及状況