とうふ、おいしいね。

世間の荒波でサーフィンできるようになりたい。

こどもとわたしの日々(6)忘れちゃった

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ちょっと悲しい話。

夫から離れて5か月目を迎えようとしている。
誕生日が目前のとある日。
娘が、パパについて話を振っていたのだが、ふと娘が
「あれ・・・どうしよう、パパの名前が思い出せなくなっちゃった」
と言い始めた

ゆっくりでいいから思い出してごらんよ?

「んー?うん、忘れちゃった。」

そっか。忘れちゃったか。

「ママ、覚えてる?」

 覚えていないわけがない。

心の中でブワッと葛藤が起きた。
このまま自然と忘れてしまうのは仕方のない事かなとか、名前くらいで引きずるような事じゃないから教えてもいいんじゃないか?とか、どうしたらいいか本気で分からなくなった。
顔が曇ったのを察してか、

「わたし、忘れちゃった!忘れちゃえ忘れちゃえ♪」

と歌い始めた。
ものすごく胸がざわついた。
娘の方が、ずっと我慢してるし強い。

正解はないっていうのは分かってますが、いつも回答に迷ってしまう。
自分の気持ちがぶれている証拠だ。
自分の事を信じてくれている娘は、ぶれない。

うわああああってなってしまう自分をどうにかしたい。