とうふ、おいしいね。

世間の荒波でサーフィンできるようになりたい。

自分の命を差し置いてまで大事な用事ってあるのかな(7)

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sakutan3.hatenablog.com

 

実家に帰ってきてからおそるおそるLINEを確認した。
ものすごい数のメッセージ。

要約すると、
布団にぶっ刺しはわざとだよ。殺意?あったよ?
あなたは反省するべきだ。
子供の無事だけ確認させろ。

と。
とりあえず既読ついちゃったしどうしようかなーと思っていたら、既読がついた途端にメッセージの嵐。


既読無視するな!見てるんだろう!

あわわわわ。
はけ口が無くなったらまた何が起きるか分からないので時々確認したけど読まないようにして放置した。

実家に帰ってきてから一週間くらい経った頃、全部のLINEを読み返してみた。ら、こんな感じに変化していた。

反省してる、申し訳なかった。
どうしてか人のせいにしてしまう。あなたの成せる業なのかもしれないけれど。
とにかくいったん帰ってきて欲しい。きちんと話がしたい。
荷物の整理もあるだろうし。

うーん、多分本気でそうは思ってないんだろうけれど、しかも反省してると言っておきながらディスってくるのはなんでや・・・簡単に別れる事は考えてないし、少し距離を起きたいし、今後同じことが起きないとも限らないし、でも夫の病気も心配だしでうじうじ考えていた。
そこで、夫と共通の友人である恩人に相談した。
とりあえず仲を取り持ってあげるから話だけでもしてみたらどうだろう?と、話し合いの席に同席してくれることになった。しかも場所まで提供してもらった。

とりあえず仕事もままならない状態だったので一旦帰ることに。
アパートにそのまま帰ってまた揉めないとも限らないので話し合いの日は別の場所に宿を取った。

話し合いの日、長い事話をしたような気がする。
久々に夫に直面したら、目を見て話が出来なくなっていた。
あー、もうこれあかんかもしれん。
アパートの鍵は全て没収してちょっと距離を置こうって事になった。
その間にまたもとのように戻れたら・・・とか脳内スイーツ乙。

また、西での暮らしが始まりました。
始まってしまったのですよ・・・。

 


そのまま別れるという選択肢もあったけれど、言うのは簡単で断ち切るのは断腸の思いですよ。ほんと。
ここまで人間関係が狂ってしまったのは、双方追い詰められたのは、病気が連れてきた悪い風だと思っています。それまではまぁそこそこ幸せな家庭だったと思う。
不治の病はじわじわと死に向かう過程で冷静になれる人もいれば、死の恐怖に怯えて家族も道連れにしたいと思う人もいれば、自ら命を絶ってしまう人だっています。
こういうのって時の運だと思うんですよ。